もこじゃがの洋楽和訳

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Quadeca & Kevin Abstract - Texas Blue 和訳

YouTuber、実況者としてキャリアをスタートさせ、ラップ系YouTuber, YouTube ラッパーのような立ち位置からここ数年で一気に評価の高い”アーティスト”として注目を浴びるようになった、ラッパー/シンガーのQuadeca。そんな彼と、人気ヒップホップグループであったBrockhamptonの中心メンバーとして知られるラッパー/プロデューサーのKevin Abstractがコラボした一曲。

Quadecaの2024年のミックステープであるScrapeyardの最後を飾る曲であり、今後期待される両名の更なる共作の始まりとなることが予想されます。

 

タイトルであるTexas BlueとはTexas Norther,またはCold Northerとして呼ばれる寒冷前線のことを指していると考えられています。急速な気温の低下や強風を伴う暗く青い空のように、パートナーとの関係が冷えた、辛いものであるように感じる。しかし相手は自分のそんな気持ちに気づいているのだろうか?この気持ちを正直に伝えるべきなのか? そうした2人の苦悩が詩的に綴られています。

 

 

 

[Verse 1: Kevin Abstract]

Wakin’ up next to you, am I complex to you?

君の隣で目覚める。俺は君にとって複雑な存在なの?

Scratches on your back, the sun peeking through

君の背中の傷、覗いてくる太陽

Sagging baggy jeans, X-rated preview

腰履きのバギージーンズ、成人向け映画の予告編

Feel the wind coming in, are you gonna let it take you too?

風が吹き込んでくるのを感じる、君はそれに身を委ねて行ってしまうの?

 

[Chorus: Kevin Abstract & Quadeca]

I'll be honest (I'll be)

正直に言うよ

You like movies more than I do (I'll be)

君は俺以上に映画が好きだ

But who asked you? (Who asked?)

でもそれは関係あるのか?

'Cause you ain't, you ain't (You)

だって君はそんなこと聞いてこないから

 

 

[Verse 2: Kevin Abstract]

Syrups and syndromes, all the beasts in the jungles

シロップにその症状、ジャングルの動物達

Under covers, undercover, seeing you in flashes

隠れながら、こっそりと、君との瞬間を振り返る

Old photos and boxes of matches

古い写真に箱入りのマッチ

Red button icon, eye lashes, memories I don’t wanna see

赤いボタンのアイコン、まつ毛、見たくない記憶たち

 

*おそらくここではKevinと恋人との思い出を、象徴的な物と共に振り返っています。ただし、彼はできる限り”良い瞬間”のみを見ようとしていることが推察できます。

 

[Chorus: Quadeca & Kevin Abstract, Quadeca]

I’ll be honest (I’ll be)

正直に言うよ

It hurts so much more than I knew (I’ll be)

知っていたよりもずっと痛むんだ

But who asked you? (Who asked?)

でもそれは関係あるのか?

Who asked you?

聞かれてもないのに?

 

*何もないふりをしながらも、パートナーとの関係に悩む彼らですが、そもそも彼らがどう感じているのかは重要なのか、そしてパートナーは彼らが悩んでいることに気付いているのかと言うことにも悩んでいます。

 

[Post-Chorus: Kevin Abstract & Quadeca]

(I'll be honest)

(正直に言うよ)

Plus or minus, you, you give and take away

プラスもマイナスも、君は俺に与えて奪って行くんだ

Don’t remind me, erase them hoes in a day

思い出させないでくれ、女達なら1日もかからずに消せるから

(I'll be, I'll be)

(俺は、俺は)

I'll be honest

正直に言うよ

I’ll bite my tongue, ha-ha-ha (I'll be, I'll be here)

本音は言わずに我慢するよ、ハハハって笑いながら

(俺は、俺はここにいるよ)

I'll be honest

正直に言うよ

You said I’m enough, but you wanted

俺は十分だと言ってくれたけど、君はもっと欲しがってた

A little more something, I got it

もう少しの何かだよね、分かったよ

I'll be, I'll be, I'll be here

俺は、俺はここにいるよ

Uh-ooh

 

[Verse 3: Quadeca & Kevin Abstract]

If I could tell you the truth (Uh)

本当のことを君に伝えたら

You hold ’til it splits into two (Mm)

俺らは二つに分かれてしまう

I’m going missing the second I give in

真実を伝えた瞬間に俺は逃げ出すよ

So, I gotta give it to you

だからこそ、君に伝えなきゃ

Watching you dancing up there, changing direction (Mmm)

あそこで気ままに踊る君を見つめている

You painting the sky with your hair (Mmm)

髪で空に絵を描く君の姿を

Watching you dancing, dancing

踊る君を見つめている

Dancing up there, dancing, dancing

あそこで踊っている君を

 

[Verse 4: Kevin Abstract & Quadeca]

Waking up next to you (Tah, tah)

君の隣で目覚める

Colder than Texas blue (Ah, ah)

テキサスブルーよりも冷たい気持ちだ

Purple tea in the cup (Uh, uh)

カップにはパープルティー

 

*パープルティーという紫のお茶もありますが、スラングとしてマジックマッシュルームを混ぜたお茶という意味もあるにはある模様です。この次の歌詞を考えると何らかの薬系統のことを指していると考えても不自然ではありません。(例えば有名なドラッグであるリーンも紫色です)

 

Green wasn’t indica

この緑はインディカじゃないさ

 

*確証はないですが、大麻のことを指していると考えられます。大麻には主にインディカ種とサティバ種の2種類があり、インディカはよりリラクゼーション効果が強く、サティバの方がハイになりやすいそうです。つまりここではよりハイになる方の”緑”(サティバ)を使っている=気分を無理やりでも上げようとしている、ということが想像できます

 

New pair of dreams

俺たちの新しい夢は

We burned it all up (Ah)

全部燃やしちまった

Ash on the sheets

シーツには灰だけが残り

You making me suffer, huh

君は俺を苦しめる

What will it take to slow you down? (Yeah)

君のペースを遅らせるには何が必要かな

That silent treatment gets a little loud

ああやって無視されるのは少しやかましいんだ

It’s surround sound

それはサラウンドサウンド

It’s surround sound

俺を囲むように響くんだ

 

[Chorus: Kevin Abstract & Quadeca, Quadeca]

I’ll be honest (I’ll be)

正直に言うよ

It hurts so much more than I knew (I’ll be)

知っていたよりもずっと痛むんだ

But who asked you? (Who asked?)

でもそれは関係あるのか?

Who asked you?

聞かれてもないのに?

 

[Post-Chorus: Kevin Abstract & Quadeca]

(I'll be honest)

正直に言うよ

Plus or minus, you, you give and take away

プラスもマイナスも、君は俺に与えて奪って行くんだ

Don’t remind me, erase them hoes in a day

思い出させないでくれ、女達なら1日もかからずに消せるから

(I'll be, I'll be)

(俺は、俺は)

I'll be honest

正直に言うよ

I’ll bite my tongue, ha-ha-ha (I'll be, I'll be here)

本音は言わずに我慢するよ、ハハハって笑いながら

(俺は、俺はここにいるよ)

I'll be honest

正直に言うよ

You said I’m enough, but you wanted

俺は十分だと言ってくれたけど、君はもっと欲しがってた

A little more something, I got it

もう少しの何かだよね、分かったよ

I'll be, I'll be, I'll be here

俺は、俺はここにいるよ 

 

[Verse 5: Kevin Abstract & Quadeca]

Waking up next to you (I'll be honest)

君の隣で目覚める。(正直に言うよ)

Am I complex to you? (You said I'm enough but you wanted)

俺は君にとって複雑な存在なの?(俺は十分だと言ってくれたけど、君はもっと欲しがってた)

Scratch on your back (A little more something, I got it)

君の背中の傷(もう少しの何かだよね、分かったよ)

Am I complex to you?

俺は君にとって複雑な存在なの?

Uh, yeah, got it (I'll be, I'll be)

ああ、分かったよ(俺は、俺は)

Uh, yeah, got it (I'll be here)

ああ、分かったよ(俺はここにいるよ)

 

[Bridge: Kevin Abstract]

Watching you dancing up there (x6)

あそこで君が踊るのを見つめてる

Hey, yeah, hey, yeah

(Oh, watching you, watching you)

(君を見つめてる、君を)

 

[Outro: Quadeca & Kevin Abstract]

I’ll be, I’ll be, I’ll be honest

俺は、俺は正直に言うよ

I’ll be, I’ll be here

俺はここにいるよ

(Uh–ooh)

I’ll be, I’ll be, I’ll be honest

俺は、俺は正直に言うよ

I’ll be, I’ll be here

俺はここにいるよ

 

*終盤にかけ、同じ歌詞でも2人の声のトーンは中盤のそれよりも明るくなっているように聞こえます。おそらく何らかの変化があったのでしょう。2人はパートナーに正直な気持ちを伝えて改善してほしいことなどを話し合い、関係を前に進められたのでしょうか。それとも、正直に気持ちを伝えて関係に区切りをつけ、すっきりとした気持ちで遠くからパートナーを見つめているのでしょうか。